、断じて性格はよくはない。
いいのはあくまで外面だけ。
本当の古城亜里奈は、我が物顔で俺の部屋にやってきては、
「お客さまが来たんだから、さっさと飲み物くらい準備してよ。まったく気が利かないわね」
なんてことを平気でのたまう、実に生意気な女である。
しかも反論したら母親に言いつけられるので、
俺は泣く泣く、こいつのわがままを受け入れるしかなかった……。
――しかし、そんなある日。
俺と亜里奈は目を覚ますと、謎の館に閉じ込められていた。
そこは俺が大好きな漫画、
『がんばれ死神メイドちゃん』に出てくる館にそっくりで……
なぜか亜里奈はメイド服を着ていた。
そして、差出人不明の手紙により……
『この館から出る唯一の方法は、
生エッチによって、メイドがご主人様を満足させることである』
ということが発覚する。
つまり、俺と亜里奈が生エッチしないと
家には帰れないということだ……。
それに対して、亜里奈は意外にもセックスしてもいいと言うが、
その代わり……
「帰ったら一生、わたしの言うことはなんでも聞くこと」
「……え、一生?」
「当たり前でしょ。和斗みたいな救いようのない残念オタクに、わたしの大切な処女を捧げるのよ? 一生を差し出されてもまだ安いくらいよ」
「…………」
この期に及んで、そんなふざけたことを言いやがる。
これを受け入れるほど、俺はふぬけた男じゃなかった。
「俺の大切な童貞を、見た目がいいだけのわがまま女なんかに捧げてたまるか!」
「……っ!?」
そして、お互いの意地がぶつかった結果。
亜里奈はなんと、俺の理想のメイドになることを宣言する。
「和斗のほうから『エッチさせてください』って土下座したくなるくらい完璧なメイドになって、あんたに一生を捧げさせてやるわ!」
「…………え、まじで?」
結論から言うと、まじだった。
それから俺は、亜里奈を理想のメイドにするため、
指導していくことになり……
学校一の美少女に、
いつでも好きなときにエッチなご奉仕をしてもらえる、
最高の日々がスタートする!
◆キャラクター
箱崎 和斗(はこざき かずと)
メイド好きのオタク。
日頃から亜里奈のわがままに振り回されてる。
初体験にはこだわりたいタイプの童貞。
古城 亜里奈(こじょう ありな)
和斗の幼馴染。
学校一の美少女で、スタイル抜群。
素直になるのが苦手。毒舌。
だけど、和斗の理想のメイドになるためにがんばる。
◆プレイ内容
ご奉仕フェラ。
献身的なパイズリ。
あまあま初体験(正常位)。
イチャラブ2回戦(騎乗位)。
◆こんなかたにオススメ
メイドがお好きな方。
幼馴染がお好きな方。
毒舌ヒロインのデレがお好きな方。
いちゃラブがお好きな方。
行為に至るまでの過程も楽しみたい方。
◆逆に……
シナリオにこだわっており、
非エロのシーンがやや長めになっております。
「読み始めてすぐに抜きたい」「エッチシーン以外はいらない」
といった方には、オススメできません……。
◆収録内容
基本CG 5枚+α
本編 674
おまけエピソード 51枚
イラスト素材(文字なし) 222枚
その他 12枚
総ページ数 959枚
◆制作
ペンギン千番地(Twitter:@pen_1000)
イラスト:DH星人